海の緑黄色野菜 海苔の優れた栄養効果
日本の食卓に古くから、、名脇役として存在する海苔!実は海の緑黄色野菜と言われる程、隠れたな栄養が豊富で
長寿大国日本を陰で支える役割をしている事が最近の研究で
次々と明らかになってきました。
そんな身近な海苔のパワーを改めて見直してみようと思います。
海苔の歴史
日本人の海苔の起源は古く、縄文時代には、貝などと共に貴重な栄養源となっていました。
平安時代になると他の海藻類と共に今の海苔(紫菜)が
登場し最高級の食材として扱われ、源頼朝が朝廷に
献上した記述が残っています。
まだ、この頃は岩に付いた海苔を乾燥させて食べていましたが、
江戸時代になり、養殖の技術が生れ、浅草で和紙を漉く手法
を海苔に応用して今の四角い板海苔が生れました。
海の栄養の結晶 海苔の栄養効果
ビタミン ミネラル 食物繊維の宝庫
美肌効果
板海苔1帖にはみかん1.5個分のビタミンCが含まれています。
通常のビタミンCは熱に弱く加熱調理をすると栄養素が破壊
してしまうので、摂取が困難ですが、 なんと!海苔のビタミンCは熱に強く、
焼いても栄養素が壊れない特徴があります。
ビタミンCはメラニン色素の生成防ぐ効果と
出来てしまったシミを薄くするダブル効果が
認められた数少ない成分です。 “
板海苔1帖にはみかん1.5個分のビタミンCが含まれています。
通常のビタミンCは熱に弱く加熱調理をすると栄養素が破壊
してしまうので、摂取が困難ですが、 なんと!海苔のビタミンCは熱に強く、
焼いても栄養素が壊れない特徴があります。
ビタミンCはメラニン色素の生成防ぐ効果と
出来てしまったシミを薄くするダブル効果が
認められた数少ない成分です。 “
3割が食物繊維
海苔が海の緑黄色野菜と言われる由縁がこの食物繊維
なんと!1/3が食物繊維で出来ていて
ほうれん草の2倍も含まれています。
食物繊維は便秘解消効果と共にコレステロール値を低下
させながら、腸内の有害物質を除去してくれるので
大腸ガン予防効果が話題になってます。
鉄分豊富
板海苔約5枚でほうれん草1把分の鉄分が含まれています。
女性の3人に1人は貧血と言われる日本ですが、
妊婦さんには、更に深刻な問題になっています。
鉄分が多く含む代表的なレバーなどは
苦手な女性も多く摂取するのが難しい鉄分ですが
海苔の鉄分は腸内にも優しく吸収しやすい鉄分です
たんぱく質
海苔と蛋白質と聞いて、いっけん結び付かない人も多い
かもしれませんが、海苔の約40%は蛋白質で出来ています。
なんと!これは大豆の含流量より多い事になります。
私たちの体は60%の水分と約20%のたんぱく質で出来て
体の臓器や皮膚、髪の毛などを作る重要な栄養です。
そのたんぱく質を構成するのは、20種類のアミノ酸ですが
11種類は私たちの体で作ることができるアミノ酸で
残り9種類は食物からしか取り入れなければならない
アミノ酸(必須アミノ酸)になります。
海苔にはこの必須アミノ酸が全て含まれていて
完璧で低カロリーな蛋白源と言えるのです。
豊富なEPA
マグロや鯖など青魚に含まれている事で有名なEPAですが
食物には珍しく海苔には豊富なEPAが含まれています。
EPAも体内で合成す事が出来ない成分でLEDコレステロール
を下げる働きがあるので中性脂肪を低下させてくれます。
また血管を柔らかくして血液をサラサラにする効果が
あるので、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防になります。
また免疫力を高めたり精神安定にも効果がある事が解り
DAHと共に多くのサプリメントが販売され、人気の栄養素
となっていますね。
食物には珍しく海苔には豊富なEPAが含まれています。
EPAも体内で合成す事が出来ない成分でLEDコレステロール
を下げる働きがあるので中性脂肪を低下させてくれます。
また血管を柔らかくして血液をサラサラにする効果が
あるので、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防になります。
また免疫力を高めたり精神安定にも効果がある事が解り
DAHと共に多くのサプリメントが販売され、人気の栄養素
となっていますね。
12種類ものビタミン
海苔には12種もビタミンが含まれていますが特に ビタミンAは子供が1日に必要とされる量(500ug)を
板海苔2枚で摂取する事が出来ます。 ビタミンAは視力にも影響がある事で有名ですので
緑黄色野菜が苦手なお子様にはおすすめですね!
また、疲労回復、食欲不振に効果がある
ビタミンB1とB2は海苔約3枚で女性が1日に必要な量が
摂取出来ます。
ビタミンB1はご飯をエネルギーに変えてくれる栄養素
ですので、おにぎりを食べて元気が出るのは、化学的に
理にかなっているんですね!
葉酸
不足するとすると貧血の原因になる葉酸は妊娠中の方は
普段の2倍の摂取が勧められている大事な栄養素で
胎児や成長期の子供にも特に必要とされています。
葉酸を多く含む食材で有名なのは、レバーやほうれん草
ですが、100g中に含まれる量は海苔が(1.900ug)
でなんと!食品中でトップになります!
貧血で食欲がない方にレーバーを進めるのは難しいですが
海苔なら手軽にお茶漬けなど、様々な方法で取り入れて
られますね!
カルシウム
日本人の食生活が欧米化して最も不足がちな物に
カルシウムがあげられるます。
小学生で骨粗鬆症の子がいるなど、大変ショッキングな
問題ですが、30代を超えた大人特、特に女性の方も
急激に体内のカルシウムが減りはじめ、摂取が大変重要な
栄養素の一つです。
海藻類、特に海苔には豊富なカルシウムが含まれ
小魚などと違い、女性や子供も食べやすく、
有難い食材ですね
タウリン
栄養ドリンクやサプリメントでおなじみタウリン
肝臓機能を強める効果があるので、代謝が健全に行われ
疲労感や倦怠感が減るという仕組みですが、同時に
悪玉コレステロールを減らしたり、血圧上昇を抑える働きが
ありますので、動脈硬化、脳疾患、心筋梗塞、心不全など
様々な効果が認められています。また二日酔い、慢性胃炎
白内障、糖尿病にまで効果があるとされ、栄養ドリンクに
なる理由がわかりますね。
日本のうまみアミノ酸
今世界でブームとなりつつある第五の味覚「うまみ」
これは、日本が発見した独自に味です、無形文化遺産に
和食が登録された大きな要因でもあると思います。
旨味の成分
と言われています。
*参考資料:「海苔の歴史/宮下 章著」「のり おもしろ雑学辞典/大房 剛著」
- グルタミン酸 昆布などに含まれる旨味成分
- イノシン酸 かつお節などに含まれる成分
- グァニル酸 椎茸の戻し汁などに含まれる旨味成分
と言われています。
*参考資料:「海苔の歴史/宮下 章著」「のり おもしろ雑学辞典/大房 剛著」
海苔を消化出来るのは日本人だけ!?
生の海苔は非常に硬い細胞壁を持ち,通常の消化液では分解出来ないそうです。
では何故日本人は消化出来るのかと?と言うと大昔から海苔を食べいた
日本人は、海苔を分解する海洋性のバクテリアを体内に取り組む長い年月をかけ
腸内に海苔の細胞壁を分解する酵素を生み出す細菌を作り出したそうです
まさに進化論ですね!
島国日本人!私たちが考えてる以上に独自の進化を遂げた特有の民族なのかも
しれませんね?
まとめ
縄文時代から貴重な栄養源とされていた海苔(海藻類)
江戸時代時代から日本独自の技術で生み出された板海苔
日本人のソールフード海苔巻きおにぎり、そして何世代もの知恵と苦労を積み重ねた上で
現代人は、人生100年時代と言う長寿時代を迎えています。
寿命は延びる中で、食生活の急激な変化に体が追いつかず
様々な現代病と向き合いながら生きる私たち、 健康で生き生きと長生きできるかは、 何を選んで自分の体に入れるかが 大きく左右する事は間違いですし、与えられた命に自分たち で出きる事は限られていると思います。
不思議な事にいつも必要な物は、母なる地球が全て 用意してくれている気がします。 身近に手に入る、脅威の食材を賢く取り入れて、ご先祖様から 頂いた大事な体を大切にしたい物ですね。